外壁塗装をする前に知っておきたい塗料の基本知識

外壁塗装をする前に知っておきたい塗料の基本知識

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樹脂について

塗膜の性能を支配する最大の因子となっているのは、
樹脂と硬化剤の選択です。

 

多くの種類の樹脂が塗料には用いられていますが、
その選択は、目的や用途に応じた適切なものが必要です。

 

塗料では、分子量が数万以下のものを使用するのが通常です。

 

樹脂には、分子量の大きいものと小さいものがありますが、
分子量が大きければ溶剤に解けにくく、
溶解しても固形分が低くなり、
分子量が小さければ溶剤には溶けやすいですが、
塗膜の性能が低下します。

 

樹脂には、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」があります。

 

(1) 熱可塑性樹脂

 

  熱可塑性樹脂は、溶剤蒸発や過熱によって塗膜を形成する樹脂で、
 樹脂の特性がそのまま塗膜の特性になります。

 

  そのため、塩化ビニル樹脂、塩化ゴム樹脂のように、
 分子量が大きな樹脂を用いることが多いです。

 

(2) 熱硬化性樹脂

 

  熱硬化性樹脂は、何らかの化学反応によって硬化するという
 特徴のある樹脂です。

 

  熱可塑性樹脂は、成膜後も加熱によって流動したり、
 溶剤に再溶解しますが、熱硬化性樹脂は、
 化学反応によって樹脂分子間あるいは樹脂・硬化剤間の反応による
 三次元網目構造が形成されるので、硬化後の加熱によって
 流動したり溶解したりすることはありません。

 

  ですから、硬度、耐薬品性、耐汚染性、耐候性が高くなり、
 硬く、強い塗膜を作ることができます。

 

  また、このような特徴のある熱硬化性樹脂は、
 比較的低分子量で溶液粘土も低く、取り扱いが容易です。

 

  このようなことから、工業用途では、
 熱硬化性樹脂塗料を使用することが多いです。